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女性のほうが罹患しやすい

医療

多くの役割を求められる

男性の2倍ともいわれる女性のうつ病は心の病気と称されていますが、気分を安定させたり、やる気をアップさせたりするための神経伝達物質のバランスが崩れることが原因とされる体の病気です。年々、増加傾向にあるうつ病は、もはや生涯に一度は経験するといわれるほど、よくある病気になりつつあります。女性は30代から特に発症しやすくなっており、女性ホルモンの変動など生理的にも社会的にもうつ病になりやすい要素を抱えています。特に就職や育児に関しても男女平等を掲げている世の中にも関わらず、女性が家事の9割、育児のほとんどを担うなど負担に置かれやすいことが背景にあります。加えて、高齢化社会において介護問題なども追加され、育児が落ち着いたかと思えば介護というように次から次に負担を強いられているのが現状です。このような要因に加えて、もともと生真面目であるなど性格的要因や過剰なストレス環境がプラスされることがひとつの原因となり、この状況に耐えられなくなると発症してしまいます。うつ病の発症を避けるためには、基本的に自分のために使う時間を重要視することが大切です。しかし、ワークライフバランスが良い状態でないため、ストレスがどんどん蓄積していき発症します。やる気が起きない、気分の落ち込みというのは日常的にあることですが、数週間にわたり同じ状況が続いているかというのがうつ病発症の一つの指標になります。特に40代以降は怒りや落ち込みなどを引きずりやすいことが原因で、ショッピングや飲み会でさえも億劫に感じてしまうなど、知力や体力よりも感情の老化が早く始まる人が多いです。この感情の老化が主な引き金となって発症するケースも女性は見逃せません。指標はあくまでも指標であり、たとえば2週間以上続かなくても、とても辛い気持ちを抱えているときには、何らかの原因により既に発症しかけているということもあるので、早めの受診を心掛けるようにします。女性の場合、30代以降はさまざまな要因でうつに似た症状がでることもありますので、ほかの病気と区別するためにも医療機関にかかることはとても大切なことです。