ナース

キッカケに合った療法

男の人

様々な療法がある

抑うつなどの症状の改善には、薬物療法が行われますが、うつ病の原因とされる性格傾向や環境などに対しては、精神療法が行われます。うつ病は再発しやすい病気ですが、必要以上に恐れることはなく、精神療法は治療のみならず、再発を予防するために行われるメリットもあります。もちろん、病気の原因や治療法に対する誤った認識があれば修正し、薬物療法の必要性を理解し、適切な治療を継続することが一番の目的です。例えば、性格が引き金となる人間関係が原因の場合、患者さんが抱える問題を対人関係に絞って重点的に改善を図り、ストレスを軽減することを目指します。自分の性格を変えようとするのではなく、あくまでも危険因子の1つに過ぎないという、ストレスを感じにくくなる方法を探る療法が行われるのが特徴です。中には、人間関係を築けないことが原因となるマレなケースもありますが、この場合には、過去の上手くいかなかった人間関係などを振り返り、問題を明らかにしながら解決させます。さらに、うつ病の患者さんの多くは、物事を否定的に捉えやすい傾向にありますが、認知行動療法を用いれば、自分の考え方の癖や偏りに気付き、ストレスを受けにくい考え方に修正可能です。小児を診る医療機関でも、専門医によるこうした療法が提案されており、幼い時期のうつ病の原因には家族療法が行われます。心の病気を個人の問題として捉えるのではなく、家族全体の問題として捉え、家族全員を治療の対象にすることで、互いに理解を深めることが目指せます。自らの過去、ルーツを探ることが難しい幼児や児童期にとって、抑うつ気分の改善が図れるのも、家族療法の魅力に持ち上げられています。うつ病における精神療法には、様々な種類がありますが、いずれも休養と薬物療法である程度症状を落ち着かせた後、自分自身を客観的にみられるようになってから行われます。その目安となるのが、患者自身が思考の歪みに気付く認知行動であったり、立ち直りに繋がる心理的プロセスと言われています。こうしたサインを見過ごさないためにも、医療機関や専門医の選定は大事ですし、しっかり支えになり、陥りやすい思考パターンからの修正を図ってくれる魅力があります。